この記事はまんがタイムきららAdvent Calendar 202022日目の記事になります。

僕が今回書いていきたいのはまんがタイムきらら作品の非アニメ化作品について語っていきたいと思います。今回書いていく作品は「ぬるめた」と「サジちゃんの病み日記」、「みゃーこせんせぇ」の3作品です。(僕の偏見で感じた要素が大量に入ってくるのでそれは違うだろって思っても心の中に留めておいてそういう感性もあるもんなうんうんくらいに思ってもらえるとありがたいです)
個人的にはこんなもの読まないで自分で買って読んでくれたら手っ取り早く作品の良さが分かると思うので、Amazonのリンクを一緒に貼っておきます。ぜひ買ってください。僕には一銭も入ってきません。



Ⅰ-ぬるめた

本作品はまんがタイムきららMAXで掲載中の作品になります。
最初に言っておきます、この作品は脳内麻薬です。一度でもキメると、それからはもうぬるめた無しの生活には戻れなくなります。それをご承知の上でお読みください。
きららでの掲載作品のほとんどに大きな分かりやすいテーマやコンセプトがある中、ぬるめたはそれが分かりにくい作品になってます。というか、この作品にコンセプトあるのか?
感覚的にはゆゆ式と同じようななんでもない日常の一ページを切り取っている感じなのですが、いかんせん登場人物のくるみが人造人間だったり、ちあきが改造好きだったりで……パンチの強い作品の多いMAXの中でも一際目立つ作品になってます。あとまともな子が一人もいない。でもそこがいい。まじでキマります。
人造人間とはいえ作られたばかりでまだまだ子供なくるみが巻き起こすドタバタ劇……大体の事柄はちあきのせいなんですけど、そこがまたいい。くるみの子供らしい反応と人造人間らしからぬお願いをするくるみ。それを断れない親ばか(?)なちあきがくるみにする改造の数々もなかなかにぶっ飛んでいて最高です。背中から手が生えたり、お〇うさんスイッチならぬくるみスイッチができたりとハチャメチャさがすごく読んでいて楽しい作品です。
僕個人としては、モツ鍋回が好きです。カニ桶ネタ好きだし、みんなのノリが完全に男子高校生って感じなのがいいんですよね。あと女子高生って本当にこんなにえろい話するのかな……。
あとは、幼馴染の分かりあってる感いいですよね。まぁ、そんなシーン全然出てこないんですけど。
話も(一応)1話完結型なのでどこから読んでも楽しく読めると思います。(話の内容が分かるとはいってない)
むしろこの作品の良さに思考を殺しながら読めるというところも入ってくると思います。
1巻発売はもう少し先の来年1月になりますが、購入を検討されてみてはいかがでしょうか。

ぬるめた1巻



Ⅱ-サジちゃんの病み日記

本作品はまんがタイムきららMAXで掲載されていた作品です。
サジちゃんを中心に話が進んでいくのですが、まぁーそれのやばいことやばいこと。サジちゃんはひかりちゃんって子のストーカーだしひかりちゃんはそれに気づかないし途中からストーカーのストーカーまで出てくるしでもうめちゃめちゃですよ。それでも話の軸がぶれないでしっかりと進んでいくのはさすがアサギユメ先生ですね。というか、よくこういう物語をきららで出そうと思ったなって思いました。僕は好きです。尖った作品が多いって言われているMAXの中でも飛びぬけて尖っている作品でしたね。今後この方向でこれを超えてくる作品は出ないんじゃないかなって思います。
基本が四コマ調で進んでいく中で、時々出てくる大ゴマの使い方が本当にうまくて物語の世界に引き込まれていくんですよね。
奇妙な縁というか、性質は遺伝するというか……でもそんな中にみえるサジちゃんの優しさとか弱さ、それがどう動いていくのかを見てほしいです。あとメロちゃんが本当にいいキャラしてると思います。いい子すぎるでしょ……。ヤンデレで、でもどこか抜けていたり単純で純粋な子はみててほっこりしますしかわいいしでいいことしかないですね。
個人的には、最終話のほのぼのした感じから一気に落としてくるところがツボすぎてそこだけ300回くらい読み返しました。最初からすべて知っている状態で読むと特に泣けるんですよね……これを書きながら読み返していたのですが軽く泣いてしまいました。救われねぇ……救ってくれ……。
全2巻でとてもきれいな締め方になっているので本当にこれは読んで欲しいです。
1番好きな子はひかりちゃんの妹のぺぐちゃんです。小さくてふわふわしてる女の子いいですよね。好きです。
リストカット等の流血表現がありますので、苦手な方はご注意ください。

サジちゃんの病み日記1巻



Ⅲ-みゃーこせんせぇ

本作品はまんがタイムきららで掲載されていた作品です。
かわいい絵柄から繰り出される倫理観ガン無視の薬……自称ヒーラーとは思えない薬の数々が魅力の一つです。
薬だけでなく登場人物が個性的なのも特徴です。そのせいで薬の製作者のみゃーこ先生本人が周りの子に翻弄されている感じです。ネトゲのキャラクターのコスプレをした保健室の先生に薬で動くようになった骨格模型のいる保健室……法律ガン無視の生徒会副会長に少しの衝撃ですぐに死んでしまう子、めちゃくちゃに雨女体質な妹など聞いただけですごく興味が湧いてくるでしょう?
派手な薬に目が行きがちですが、みゃーこ先生のコスプレもどれもかわいくて背が低いという点も相まってすべてが魅力的に感じます。
普段はテンションの高いところも魅力的ではありますが、コスプレを脱いだみゃーこ先生ではない鹿島美夜子の時の絶妙にテンションが低くて落ち着いている姿もすごくツボに来ます。あと黒髪ロングかわいい。
あと、時々入ってくるセンシティブなものも僕は好きですが、やっぱり人を選ぶのかなぁと思いました。まぁ、骨が受肉したり、身体がスライム化する時点でそんなもの気にならなくなりますが。
個人的にはもっと続いてほしかったのですが、全2巻と揃えやすいのでぜひ買って読んでみてください。

みゃーこせんせぇ1巻



いかがでしたか?本当はもっと踏み込んだ話がしたかったのですが、今回はあえて作品を勧めるという意味で深く掘り下げずに表面を撫でるだけにしてみました。これをきっかけに非アニメ化作品に手を出してくれる人が増えてくれると今回記事を書いた甲斐があります。
もちろん、アニメ化された作品もすごく魅力的なのですが(こみっくがーるずやゆゆ式、がっこうぐらしにステラのまほうなど)、非アニメ化作品にも面白い作品があるということだけでも知ってもらえたらうれしいです。
では、お相手は宵月ありすでした。

追記;現在時刻、12月23日の9時30分過ぎです。そろそろ10時になります。遅刻ごめんなさい。